雪がはらはらと舞っていた日、何気なく手袋をかざしてみたら、付いた雪が全部、結晶の形になっていました。おおっ、肉眼で見れるんだ!?
小学校のときに読んだ『ふしぎなアイスクリーム』という本に、雪の結晶を見たい弟が、こっそり借りた兄の顕微鏡のプレパラートを割ってしまい・・・、結局、アイスクリームの国のおじさんにずっと溶けない雪の結晶のプレパラートをもらう、という感じだった気がするのですが、それからというもの、結晶というのは肉眼では簡単に見られるものじゃないんだなと思いこんでいました。寒い地域では普通なのかな。 それにしても、雪が解けないでいるといつのまにか氷になり、道がスケートリンクみたいで危ないです。小股で歩く自分の横を、優雅にソリに乗って、親に引いてもらってる幼児にチラ見されました。ソリ羨ましい〜! アパートの猫ちゃん(ジジより3倍くらい大きい)は、時々真っ白な中庭を興味深げにお散歩しています。 寒さに強い猫なのでしょうか。 #
by lotusbloom165
| 2010-01-11 07:03
| 日常
フローエス・ノイエス・ヤー!
昨年は、様々な事を体験できた1年でした。 こっちで暮らしはじめたときは、自分の至らなさから、ちょっとしたトラブルを起こしてつまづいたりする事もありました。自分の事をよりよく知る機会に恵まれたと思います。 それから、離れている友人や家族とメールのやりとりや文通をしたり、すごく元気になれました。 旅先では、子どもの頃に読んだ本や、自然や生き物に触れて感じた感覚が、いきなりフラッシュバック☆ する事があって、子どもの頃の体験て大事なんだなー、もっと色んな経験したら、感性豊かな人間になれるのかなと考えたりしました。 大晦日は、ワイワイしながらブランデンブルク門にいきました。 電車に乗ったら、いつもクールなドイツ人達が、お酒でできあがっていて皆ホット。ニタニタフニャフニャしててビックリ。 若者から、「日本語でハッピーニューイヤーってなんて言うの?」と聞かれたので、 「あけましておめでとう」と答えると「あけま・・・ハニャハニャ」言っていた。 会場のブランデンブルク門では、カウントダウンが「fünfzehn!」っていきなり15秒前から始まって、ワタワタしてついてけなかったけど、楽しかった。 でも、人ごみの路上でねずみ花火投げたり、駅構内で花火打つのやめてね! と思った。 あと若者が何か軍歌のような歌をあちこちで合唱していた。通りすがったおじさんも、笑いながら一緒に歌っていたり。 元旦は、昼間からBERGHAINという大きなクラブに行きました。 そこはセクシーギャルではなく、リアルHGのムッキムキのお兄様達が、お立ち台やフロアでセクシー初踊りをしていました。裸にサスペンダー(背中でクロス)がイケてるの?? 通りすがりの女の子達には「ニャア〜ニャア〜」って猫語で何か言われました。 旅で見るものと同じくらい、人々を観察するのは面白いです。 今年もよろしくお願いします!! 写真は岩がニョキニョキ生えているかのような、トルコのカッパドキアにて。右のほうに小さ〜く私がいます。 私は元気!です。 #
by lotusbloom165
| 2010-01-04 04:04
| ごあいさつ
今年もお世話になりました。
家族や友人、会社でお世話になった方々、たくさんの人に感謝する1年でした。 ありがとうございます!! 出来の悪い子ですが、これからもよろしくお願いします。 大晦日は、日本ではいつも、家族でテレビを観たりしてのんびり過ごしていましたが、初めてのベルリンの大晦日(ジルベスター)は、先日の壁崩壊記念イベントの会場でもあったブランデンブルク門にて、100万人の人が集まる大きなイベントで盛り上がるそうです。カウントダウン後に花火をあげて、新年をお祝いするんだとか。すごそう! さらに、街中でも皆、派手に花火をするそうです。 夏じゃないのに、スーパーや商店で花火をたくさん売っていた理由はこれだったのか! そして当日は、あちこちでロケット花火を飛ばしたり、爆竹をドンパチして、かなり危険な無法地帯になるそうです。なんとなく想像つく! ので気をつけて外出したいと思います。 今年も、『焦らない・転ばない・忘れ物しない』の3点がまったく改善できなかった・・・ 来年も良い年になりますように。 皆様よいお年を! #
by lotusbloom165
| 2009-12-31 09:27
| 日常
ボヘミア〜ン!
ていう歌と、ボヘミア人はまたちょっと違うのですね。 先日、7泊8日でプラハ&ドレスデンに行ってきました。 国際列車で国境を越える旅は初めてで、駅名の看板がドイツ語からチェコ語に変わったり、 国境駅で乗務員がドイツ人からチェコ人に交代したりするのが何とも言えず興奮しました。 このレールで、つながっているんだねー!! みたいな。 プラハと言えば、数年前にプラハの市長さんが、観光客に対するタクシーの法外な料金の請求が相次いでいる事を懸念して、自ら変装&潜入捜査をしたそうです。面白い市長さん! すると、5倍もの料金をふっかけられてしまい、その後、タクシー利用の際には事前の料金交渉を呼びかけた、というニュースでした。 その時の変装テーマはずばり、「イタリア人」だったそうです。BBCの記事に画像がありました。なんかヘンでは・・・。 Prague cab takes mayor for a ride まだ夜が明けない6時半、ベルリンからブダペスト行きの列車、EC(Euro City)に乗りました。6人がけのコンパートメントになっていて、廊下だけ見ると寝台車みたいな印象。 世界の車窓から・・・♪ 広大な緑の上に霜が降り、白がかった淡いグリーンになっていました。そこに朝焼けのオレンジが広がって、すごい迫力に口が半開きに。しかし自分の写真ではあまり伝わらず・・・。 国境あたりから、列車はエルベ川沿いを走り、川沿いに三角屋根の家が並んでいるのが見えました。教会や石の橋、工場、住宅なども見えてきましたが、どれも古びていて、霧も相まって怪しい雰囲気でした。 私の中のチェコのイメージは、「チェコアニメの世界」でした。チェコアニメの多くは人形アニメーションで、ダークでシュール、たまにグロテスクでユーモアもある世界観が強烈だったので、つい、車窓からもそういうイメージを探してしまう。 数年前に映画館で観た、「チェコアニメ新世代」の作品の一つをYouTubeで発見。↓↓ 当時すごい衝撃を受けたけど、奥が深くてハッとさせられました。お、おじいちゃんが危ない! シュールなのが苦手な方はご注意を〜! 5時間弱で、ついにプラハに到着! チェコの有名な曲、スメタナ作「モルダウ」の旋律が聴こえてきます。(頭の中で) チェコの人は、ドイツ人よりも小柄で、顔のパーツなどが少し丸っこくて、生まれつきか染めたのかは分からなかったけど、紅い髪の毛の人をちらほら見かけました。自分の中で、「チェコ=赤っぽい」イメージだったので、おっ、と思いました。 街自体が世界遺産であるプラハは、歴史の重みを感じさせる、味わい深い所でした。 石畳にも情緒があって、夜景もとても綺麗な街でした。 ちょっとベルリンぽい風景も発見。トラム好きです! プラハの教会は、ゴシック様式の外観や、華美すぎない内装の装飾が良い雰囲気でした。(イタリアみたいに派手すぎず・・・。)友人おすすめの聖ミクラーシュ教会も良かったなぁ。 チェコはキリスト教圏だけど、現在のキリスト教信者の人口は30%くらいだそうです。 無宗教の人の方が多いらしい。 名所のひとつのカレル橋は、欄干に立つ30体の聖人像がなんとも言えずいい雰囲気を醸し出していました。あいにくの曇り空でしたが、聖人像がまとう哀愁が冬の空気に合っていると思いました。一部工事中で、日本にも縁のあるザビエルさん像が見られなかったのが残念。 ポストカードでよく見る、雪の積もった誰もいない橋の姿はさらに綺麗なんだろうな~。 聖ヤン・ネポムツキーという聖人像の台座にあるレリーフは、ご利益があるという事でたくさんの人がタッチ! そこだけ金色に光っているから、すぐわかる! 橋からの風景、プラハ城。 橋からの風景、中欧最大と謳うクラブのネオン。中欧という基準が面白い。街並に似合ってない感じがまた良し。 ヤン・フスさんの像を囲むように、クリスマスマーケットもやっていました。 旧市庁舎の天文時計は、毎正時になると小窓からからくり人形が出てくるので、その時間はいつも人だかりが出来ていました。人形はキリストの12使徒なのだそうですが、可愛いはずの人形がこれまたちょっと怪しい雰囲気(この写真には写ってないのですが・・・)。 市庁舎の地下にあるPlzenska(プルゼンスカ)というレストランに行きました。 観光客だけでなく、地元っぽいご夫婦やチェコの大学生っぽい男の子達もいて、賑わっていました。 チェコ料理はドイツ料理に似ていて、やっぱり肉がメインなのでボリュームたっぷり。もちろん完食ですがね・・・。付け合わせのクネドリーキという蒸しパンみたいな食べ物がすごく美味しかった! 脇役だけど、いけてました。 国別の1人当たりのビール消費量は、チェコが世界一だそうですね。ドイツかと思ってた! そんな飲んべえの国? チェコ、プラハ旅。 次回はプラハの「シュール」にズームイン。 #
by lotusbloom165
| 2009-12-24 04:58
| 旅
寒いので厚着して自転車に乗る → 小さい自転車だから懸命に漕がなければならない → 汗だく。というエクササイズをしながら、今日は若者の集うエリア、Mitteまで行きました。
今日の目的は、巷では「芸術のテロリスト」などと呼ばれる、世界で有名なロンドンのグラフィティアーティスト、Banksyの作品を探すこと!(たまちゃん、捜索してみたよ~っ!) 存在は知っていながら、経歴などは知らなかったのですが、Wikipediaに載っている文を読んだだけでも、怖い物知らずな活動にビックリしたり、度肝を抜くアイデアやセンス、社会を風刺したブラックなユーモアに笑えるし、かっこいい! それぞれの作品に色々と意味があるみたいで、それを解いていくのも楽しいです。 Wikipedia ホームページやGoogleの画像検索などでも色々見れてカッコイイですね。 Banksy 絵、うまい~。人物も動物も、すごくうまい。 例えばこんな作品が。 これはホームページからの画像ですが、黄色の線が、もともと道路に引いてあった線からつながってる! おじさんが、仕事の最後にお花を描いちゃった風になってますね〜。 今日は、Google mapに、2004年にBanksyがベルリンに来た際、描いて行ったグラフィティの場所を地図にしたものがあったので、それを手がかりに探してみました。 数年前のものみたいだし、新しい建物が建ってて残ってなかったり、ペンキで消されてたり、上から他の落書きで塗りつぶされたり、という感じでなかなか見つからない。 そんな中、キリトリ線のデザインがBanksyに似てるもの発見。でも別人による作品だと思われる。 これも似てるけど、ステンシルじゃなくて紙を貼っているので模倣犯か? この円の中に「A(AnarchismのA)」を書く、無政府主義のマークはBanksyの作品や、街なかの落書きでもよく見かけますね。 寒いし、16時でもう日が暮れるし、そろそろ帰ろうかな~と思ったら、 アレキサンダー・プラッツ駅のそばでついにBanksy発見! 数年前のものだからか、ネットで見た当時の写真よりだいぶ風化してるけど、かわいい! ラットシリーズですね。英国紳士風? ステンシルだ。でも本当に本物?? まあ、この真偽のわからなさがいいんでしょうね。 ロンドンに行ったら、街角でたくさん見られるのかな。 Banksyの作品は残して、他の落書きは消したりするなんて事もあるみたいだし・・・。 ある朝いつもの道を通ったら、昨日までは無かったBanksyの巨大な落書きがあった、なんて事に遭遇したら素敵だな〜なんて思ってしまった。 落書きは犯罪なのにね。 でも芸術だとする風潮があればそうして守られたりもする。そのあやふや感が面白い。 そして世相を反映してたり、音楽やファッションとつながってたりしてて面白い。 「私もグラフィティのいちファンだー!」 これからも元気で命に気をつけて、色んな作品を描いてください。 作品集、思わず感心してしまう素敵グラフィティが盛りだくさんでした。 愛があると思いました。 グラフィティ散歩もなかなか楽しい。 こっちに居るうちに、さらに捜索してみたいと思いました。 #
by lotusbloom165
| 2009-12-14 10:01
| アート
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